用語集

さ行

式神
しきがみ
式とは【用いる】の意、術者の命に従って働く霊的存在。
札にして携帯されることが多く、使役時には姿を変える。
シビル
しびる
巫女、魔女、預言者を指す、ギリシャ神話由来の言葉。
アリアたちロゴスの者は、珠紀のことをシビルと呼ぶ。
守護五家
しゅごごけ
太古に交わした盟約によって、玉依姫を守る宿命にある血筋。
呪禁道
じゅごんどう
本来は呪術を用いて治療を施す技術を指すが、人を呪い害する呪法も存在し、後に陰陽道に吸収される。
術式
じゅつしき
術を行うための式。
式は【定められたやりかたやかたち】の意味。
すず
宝具のうちの一つ。
初代玉依姫の持ち物であった。
その音は聞く者の心を浄化させ平穏をもたらす。
政府
せいふ
季封村を監視する。
鬼斬丸の状況を把握し、守護者の隔離、村人の出入り管理、守護者を閉じ込めておく管理者。
セフィロト
せふぃろと
旧約聖書における楽園に植えられた生命の樹。
真理であり運命そのものを表現する言葉。
煎餅
せんべい
芦屋の好物。
相当のこだわりがあり、部下が遠くに行く時は必ずご当地のセンベイを要求して不評をかっている。

た行

たき
宝具の封印域の一つ。
流れ落ちる水音は、静寂を守る森の空気をかすかに震わせ澄んだ水面を揺らす。
タタリガミ
たたりがみ
その名の通り、祟りをまくカミ。
生前は人で、人の世に怨みがあり、死して祟り神となる場合が多い。
玉依姫
たまよりひめ
鬼斬丸を封印する者の職名。
玉依とは神霊が憑依(ひょうい)する乙女の意味である。
玉依毘売神社
たまよりびめじんじゃ
珠紀が滞在することになる宇賀谷家が営む神社。
玉依姫命
たまよりひめのみこと
海神(わたつみのかみ)の娘で剣を管理する役割を担ったカミ。
自らの血と剣を結びつけた、初代の玉依姫である。
伝承①
でんしょう1
最初の神がその半身を世に残し、それは剣の形を取った。
その剣を巡り、カミたちの間で戦いが起こる。
伝承②
でんしょう2
カミたちはやがて戦いに疲れ、一人のカミに剣の管理を任せる。
そのカミこそが最初の玉依姫である。
伝承③
でんしょう3
剣を管理し封印する役目を担う最初の玉依姫は、あることが原因でその封印を解き、世に終末を招き……。
典薬寮
てんやくりょう
古来から存在する、政府直轄の機関。
その存在は極秘扱いになっており公表されてはいない。
常世
とこよ
様々な日本古典に記される、海の彼方の国。
この世ではないどこか。本作ではカミが死して還る場所とする。