TVアニメ「鉄腕アトム」が誕生し国民的キャラクターとなる10数年前に、ロボットと人間が共存する“未来社会”を描いたSF漫画の名作「メトロポリス」。
この中で手塚治虫が予見したことは、急速な科学技術の進歩により、まさに“現実”となりつつある。 この名作が、日本のアニメ界が世界に誇る2人のトップ・クリエーター=大友克洋(脚本)とりんたろう(監督)によって壮大なスケールで映画化された。手塚治虫が50年以上も前から夢見ていた人類の未来が、最先端のデジタル技術と蓄積された日本のセルアニメ―ション技術を駆使し、ついに創造可能になったのだ。 製作期間5年 総作画枚数15万枚 総製作費10億円
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“テヅカ・アニメ”の影響を強く受けたティム・バートン、デイズニー・アニメーションのアニメーターたち、そして“大友克洋”の熱烈な信奉者であるジェームズ・キャメロン、リュック・ベッソンら世界のトップクリエイターたちも絶賛。 映画化不可能だと思われた伝説の名作が、新しい生命を吹き込まれ、記念すべき21世紀の最初の年に甦った ── まさに、手塚治虫の想像力<イマジネーション>に時代が追いついたと言える。それは、ディズニーでもない、ジブリでもない、全く新しいアニメーションの世界ブランドとして、21世紀に記憶されることになるだろう。 |
「メトロポリス」はCGによる映像世界と伝統的なキャラクター・アニメが見事なまでに壮観に融合した、アニメのまったく新しい金字塔だ。美しく、力強く、ミステリアスで、それ以上に"心"をもった作品である。この映像は観たものの心に永遠に残るだろう。りんたろうさんの傑作におめでとうと言いたい。 ジェームズ・キャメロン |
(c)手塚プロダクション/METROPOLIS製作委員会 |