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超近代的な地上都市と退廃的な地下都市を持つ二重構造の都市。
レッド公が建設した巨大なビル。超高層ビルが林立するメトロポリスでもひときわ目立つ豪奢な建築物である。内部には、オモテニウム発射装置と超人の間が設けられ、レッド公の秘めた野望を果たすそのときを待っている。名前の由来は古代バビロニアの塔に由来し、その未来を暗示している。
メトロポリスの中核をなす施設が集まっている。ジグラットをはじめ、警視庁、セントラル・ステーション広場、ゼネラルコントロール・センター、大統領府などがある。高度なテクノロジーと豊かな経済力によって作られた街並みが美しい。裕福な階級の人々の居住区でもある。
地上部に住めない貧しい人々の居住区、『ゲットー』がある。ロボットに職を奪われた人も多く、憎む者も多い。その手のデモや集会が頻繁に行われている。ロートン研究所もここにある。
メトロポリス全体に動力を提供しているエネルギー・プラント区域。多くの人間とロボットが作業に従事している。重要区域であるため、一般人の立ち入りは認められていない。
メトロポリス最下層。下水処理区域。やはり一般人の立ち入りは禁止。ひどい悪臭が立ちこめており、もとより人間の住める場所ではなく、ロボットの修理点検のため管理局の局員が週二回訪れるのみ。働いているのは下級のロボット。
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