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――烏丸を演じる上で特に意識したことは何ですか?
一番最初の収録の時には、烏丸は21歳って言われたんですよ。その後雑誌やHPには19歳って書いてあって、どっちなんだろうって戸惑いました。キャラの感じがお姉さんぽく、キャリアウーマンみたいなので、そのイメージと、もうちょっと若い感じで演じてくださいっていうスタッフ側の要望とが、うまく合致するところがなかなか見つからなく大変でした。だから最初は年齢のことばかり気にしちゃって、芝居もうわずっちゃったりとかして、周りの人たちは「どうしたんだ?」って思ったんじゃないかな。でも後半になるにつれて、烏丸も成長していくし、私の方でも烏丸を引っ張っていけるようになっていったんですが、私自身の性格が出てしまうと、ちょっとはしゃぎすぎてしまったりして、もうちょっと感情を抑えてくださいと言われてしまったりもしました。やっぱり烏丸の若いんだけど落ち着いてしっかりしている、というのを表現するのは難しかったですね。また、普通の女の人なんだけど、ハードな仕事をこなし、特殊な能力も持っていろいろなことを背負っているというのを表現するのは難しかったな。
――この作品の魅力は何だと思いますか?
ウィッチとか、超能力とかって言うとよくある近未来の話だって思ってしまうんですが、これはとても人間くさい話で、いろいろと考えさせられたりもする、大人も楽しめる作品です。色もダークな感じでかっこいいんですけど、ドラマとしても見ごたえがありますので、ぜひ見て頂いて後半の思わぬ展開にドキドキして楽しんでもらえたらと思います。
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